2010年 02月 24日
いゆじ@沖縄 |
沖縄食い倒れ紀行は続く。
さて、ひとり東京へ帰ってしまって、同居人と二人の13日の夕食。いよいよ濃ゆい沖縄料理を、というわけで、いゆじに行ってきました。どういう経緯で知ったのかはちょっと忘れたけど、同居人お薦めの店で、ひとりでは行けない(少食だからで普通にひとりで入れる店ですよ)ということで、私が思うにこの旅のコーディネーターは、この店を一番楽しみにしてたんでは。
この写真は、なんと、刺身3種盛り。口コミサイトを見ても、これが3種盛りか?とコメントされるこの一品は、話を伺ってみると、おそらく、3,4人にとっての3種盛りを想定していて、ひとり一切れという感じなので、2人で頼んだ場合、魚の種類を増やしてくれている、なんとも嬉しいものでした。
ちょっと炙った物や、〆たものなどなどがあって、侮れない。こっちでは刺身の王様的な鮪のような赤身がないのも、なんかある意味嬉しいというか。
何にせよ、久し振りの刺身、最高に幸せ♪
出されて直ぐに、一つづつ魚の名前を言ってくれるんだけど、なんでしょうか?って顔をせざるを得ない響きが続くわけです。で…、「じゃ、和名行きます」と、聴き馴染みのあるお魚くんの名前が呼ばれまして、とりあえず、見た瞬間にも鰺がある事だけは分かったのに、あとは憶えてないんだなぁ。なんちゃらかさごがあった気がするよ…。
でもな、最初に食べたのは、もずくなんです。ざるもずく。私は初めて沖縄でもずくの天ぷらを食べた時に、大いに感動して以来そいつが大好物だったので、注文してみたら、「つまんないよそれ」とか言われて、ざるがいいよって(笑)。
ここは素直に従うに限るということで、ざるもずくを注文したわけです。そばかうどんを食べるみたいに、相当出汁の利いた麺つゆみたいなのが出て、わさびを加えたりしつつズズっと。やっぱり沖縄で食べるもずくは文句なしに美味いのでした。
こんな風に、海苔に巻いていただくんですが…、これがものすっごい美味いんだ!!!
一口食べる度に、美味い!を繰り返しましたよ。薬味それぞれの味もイイし、ぶつ切りの魚の身の様々な歯ごたえがいちいち堪らないんですよ。
とりあえず、最初に頼んだのはそこまでだったので、両隣の席を盗み見しながら、あとは何を食べようかとメニューと格闘してたところ、慣れない酒に結構いい気分に酔っ払いだった私は、さっぱり系を所望。
トマト、とだけあった品をオーダーしたら、「ちょっと遊びます?」と言われて、「期待してます~!」と答えたところ、なんだか多大な期待を見破られたのか、「いや、ほんのちょっとですよ、トマトですから」みたいなことを返されつつ、出てきたのがこちら。
トマト!!
ドレッシングとかと和えて上にのっている玉ねぎスライスのようなものが謎。
「コレなんですか」「なんでしょう」ってなやりとりの中、私はその歯応えにいわゆるおつまみのイカの燻製が浮かんだんだけど、同居人が「パパイヤ?」と。それが正解でございました。
家に生ってたパパイヤを貰って酢に漬けたらしい、なんとも沖縄らしさ溢れる素材に、ひとしきり感動しながら、あっという間に食べ終えました。遊んでみるの言葉には、従った方がいいと、ここで激しく学習。
そして、〆の一品。
骨汁です。魚のコラーゲンを凝縮したらしいアーサー入りのこのとろみたっぷりのあったかスープ。
作る過程がチラリと見えたんですけども。深めのバットから完全にゼリー状になった魚コラーゲンをお玉でこれでもかってくらい鍋に移して火にかけてました。濃厚な海の味。塩気がたまらなく身体に染み渡ったのでした。
実はこの一品、以前同居人がこの店に来た時には品切れだったそうなので、ひょっとすると、口にできるのはとても幸運なことだったのかもしれません。
さんざん食べてますが、もちろん飲みました。
こんなメニューがあったら、やっぱり沖縄だし、泡盛行くしかないでしょうってことで、モルト持参で沖縄に来てるから、帰ったら飲もうとか思ってたのに、飲んじゃいました。
おススメを聞いたら、まぁ要約すると「好みも知らない相手に、お薦めなんてできないよ」ってなことを言われて、そりゃそうだ、的な感覚でアドヴァイスを受けつつ、頼んだのは南光そして次にニコニコ太郎。
美味しいとかはまだ泡盛はよく分らないけど、漫画で得た知識により、以前よりは色々思いつつ味わえました。
モルトより断然アルコール度数が低いのに、結構酔っぱらって、
(ちなみに途中から写真がぶれてるのは、きっとその所為です)
同居人の部屋に戻ったらそのままベッドにダイブして爆睡。4時頃目覚めるまで、メイクも落とさず着替えもせずな有様だったけど、なんとも沖縄な夜を過ごした素晴らしき一日でございました。
御馳走様。
by disegno
| 2010-02-24 23:36
| たべる-そと飯-