2009年 10月 11日
そうそう。 |
水曜に母と会った時に、ピクルス作った話をしてみたところ、
「あら、ピクルス作って食べさせたことあるわよ」
と言われました。
そんな記憶ないけどなぁ…と、尋問開始。
「一回だけだったかなー、あまりに不評で」
「……じゃあさ、ピクルス液を作る時に、酢にハーブとか粒胡椒とかを入れて煮立たせたりしたの?」
「……してない!」
「それって単なる酢漬けじゃないの?!」
「そうとも言うかもね(笑顔)」
母は料理が下手です。
下手と言い切って良いのか、ちょっと謎ですが、まぁそういうことです。
新聞の料理欄とかは全部切り抜いているし向田邦子が大好きで彼女の本はすべて読んでるし、暮らしの手帳みたいな雑誌を図書館で借りたりしているし、知識らしきものは沢山あって、
私が小さい頃は、弟か私が味噌汁の出汁を取るためにかつお節を削り出すのが仕事だったくらいだし、
「葉物野菜には刃は使わない、手で千切るのよ」とか、結構きちんとするべきことはするし、
たとえばチンジャオロースを作るのに、私は面倒だから肉を炒めてから一端別の皿に移して、なんてことはまずしないけど、母はきっちりやるし、妙な調味料も使わないから我が家には味の素とかなかったし、環境的には悪くなかったと思うんだ。
でも、偏っていたに違いなくて。
ピクルスは野菜を酢に浸けて時間が経てば完成だと思っているし、
お雑煮は、味噌汁に餅を入れて煮るものだったし、
それは真実を知っているけど、面倒だから適当なこと言った、というレベルではなく、ガチなんです。
実家には母が嫁入りくらいに持ち込んだ圧力鍋があって、でも使いこなせず今は私のところにあります。私もまだ使ったことがなくて、ちょっとこれから勉強しなきゃって感じだけど。
そしてリフォームした時に、ローストビーフが作れるわ!とか耳を疑うような事を言って、キッチンはビルトインオーブンです。かなりでかいオーブンがあるのに、そこは一度も本来の機能を使われることなく、鍋入れになっています。開けると中を照らすランプが点くので、とても探しやすい。
料理が嫌いということはなくて、私から見ると非常にめんどくさそうな作業も、端折らずにきちんとこなして、しっかり作る時はそれはそれはすごいんです。でも、美味しい!ってことはあまりない。
なんでなんだろう……。
そして、情熱に欠ける。
今思ったけど、あの人、面倒な作業を端折ったり、端折る為にどうしたらいいかとか、考えないからダメなんじゃないんだろうか。
とにかく、ピクルスについては、雑煮みたいに誰かに喋ることなく記憶の彼方へ追いやられていたようで、良かったわ。
「あら、ピクルス作って食べさせたことあるわよ」
と言われました。
そんな記憶ないけどなぁ…と、尋問開始。
「一回だけだったかなー、あまりに不評で」
「……じゃあさ、ピクルス液を作る時に、酢にハーブとか粒胡椒とかを入れて煮立たせたりしたの?」
「……してない!」
「それって単なる酢漬けじゃないの?!」
「そうとも言うかもね(笑顔)」
母は料理が下手です。
下手と言い切って良いのか、ちょっと謎ですが、まぁそういうことです。
新聞の料理欄とかは全部切り抜いているし向田邦子が大好きで彼女の本はすべて読んでるし、暮らしの手帳みたいな雑誌を図書館で借りたりしているし、知識らしきものは沢山あって、
私が小さい頃は、弟か私が味噌汁の出汁を取るためにかつお節を削り出すのが仕事だったくらいだし、
「葉物野菜には刃は使わない、手で千切るのよ」とか、結構きちんとするべきことはするし、
たとえばチンジャオロースを作るのに、私は面倒だから肉を炒めてから一端別の皿に移して、なんてことはまずしないけど、母はきっちりやるし、妙な調味料も使わないから我が家には味の素とかなかったし、環境的には悪くなかったと思うんだ。
でも、偏っていたに違いなくて。
ピクルスは野菜を酢に浸けて時間が経てば完成だと思っているし、
お雑煮は、味噌汁に餅を入れて煮るものだったし、
それは真実を知っているけど、面倒だから適当なこと言った、というレベルではなく、ガチなんです。
実家には母が嫁入りくらいに持ち込んだ圧力鍋があって、でも使いこなせず今は私のところにあります。私もまだ使ったことがなくて、ちょっとこれから勉強しなきゃって感じだけど。
そしてリフォームした時に、ローストビーフが作れるわ!とか耳を疑うような事を言って、キッチンはビルトインオーブンです。かなりでかいオーブンがあるのに、そこは一度も本来の機能を使われることなく、鍋入れになっています。開けると中を照らすランプが点くので、とても探しやすい。
料理が嫌いということはなくて、私から見ると非常にめんどくさそうな作業も、端折らずにきちんとこなして、しっかり作る時はそれはそれはすごいんです。でも、美味しい!ってことはあまりない。
なんでなんだろう……。
そして、情熱に欠ける。
今思ったけど、あの人、面倒な作業を端折ったり、端折る為にどうしたらいいかとか、考えないからダメなんじゃないんだろうか。
とにかく、ピクルスについては、雑煮みたいに誰かに喋ることなく記憶の彼方へ追いやられていたようで、良かったわ。
by disegno
| 2009-10-11 13:20
| つぶやく-日常とか-