2009年 03月 19日
ピカソとクレー展 Bunkamuraザ・ミュージアム |
有給休暇をいただいて、今日からの4連休にしていた私。
連休初日は盛りだくさん。ずーっと行きたいと思っていたピカソとクレー展。
私はクレーがとても好きで、19歳で1か月ちょいヨーロッパを旅していた頃に、訪れる美術館で度々いいなぁと思う絵が同じ画家の物だと気付くのには結構点数を要した。
その時はパステル調の猫の絵を何点か見た記憶だが、もうぼんやりとしか覚えていない。元来、何が描かれているのかを、あれこれ考えなければならないような絵画は好まず、抽象画にはほとんど興味が持てない私が、クレーの何にそんなに引き付けられるのか…。色づかいに魅せられたというのがしっくりくる。
さて、今回Bunkamuraザ・ミュージアムでは、クレーの作品が、鉛筆の風刺画も含め、27点。
他の画家も(もちろんピカソとかね)たくさんあったけど、まぁ、クレーを観に行ったのでそれについて。
チュニジアの旅で色彩に目覚めたというクレー。最初から色彩の人だと思っていたので、様々な物が見れて、感激でした。そしてタイトルの付け方。私、タイトルって結構気にするの。『直角になろうとする茶色の△』だとか、『赤いチョッキ』にはチョッキどころか赤い色味は一切なし。良いです。とても。
想定以上に混んでいて、ちょっと嬉しい。一人で来ているおにーちゃんも結構いて、美術館とかでそんなに若者ひとりって日本ではなかった気がするので、これも草食系男子が増えている影響の一貫なのかとか考えたりしちゃったわ。
混んでいると全くもって自分のペースで歩けなくなるから、非っ常に疲れたけれども、満足。
それにしても、大きな美術館がやっぱりいいなぁと思ったのは、Bunkamuraザ・ミュージアムが狭いってより、混んでいたからかな…。
いやでも、やっぱり絵と絵の感覚が近過ぎるんだよなぁ…。クレーは大作を描く画家じゃないから、壁一枚にたった一つの額、みたいな展示は難しいだろうけど、やっぱり静かに向き合いたい。
ま、企画展でそういうこと望んじゃダメですかね。
あ、ポール・クレーじゃなくてパウル・クレーというカナ表記だったことが、最初の驚きでした。
by disegno
| 2009-03-19 22:23
| みる-鑑賞-